というわけで、かべにて不定期連載としていた神主島さんと狐立さんのお話ですが、
本編が終了しました…!!
ちょうど2ケ月くらい書き続けたのかな。
いつもの長編よりは書いている期間短めかと思いますが、とても思い入れの強い作品となりました。
なにより絵師さま方がこの作品を具現化してくださる率が高い高い!!(照)
本当に愛される作品になって嬉しい限りです。
さて、本編が終わったので、本編の裏話をざっくり書いていきますね。
既に以前少し話していますが、それとはまた別のお話を。
以前のうらばなし
改めて以前の裏話を読むとちょっと設定変えていたりしますね…
特に名前を与えるところ!
これは今日本当に色々書いていて与える場面を決めたからずれたんだけど(おい)
アツイ展開にするためにはあのタイミングしかなかったので…ww
■刀のお話
今回色々お話の中で刀を出しましたが、全て架空の刀です。
・黄龍
狐立さんが最初に持っていた刀。
実は先代が持っていた刀で、コウリュウの角から作った刀です。
狐立さんは先代を想い、この刀を常に使っていたのですが、とうとう壊してしまうという。
実はコウリュウの角で再生はできるんだけど、
あえてしないのは元の形には戻せないから。
・禍津
マガツイザナギのイメージで刀を想像しています。色とか特に。
これは神殺しの刀の設定で、カミサマは扱えない設定。
神を嫌う…ということで『鬼』の血を神を殺す力として扱いました。
BLOOD+シリーズの小夜が持っている刀みたいなイメージですね、まさに。
・カグツチ
ちょろっとしか登場できませんでしたが、ヒノカグツチのイメージ。
『鬼』の力を吸収していましたが、これはうにでペルソナの欠片を集めて実体化した
ところから設定してみました。
■『鬼』の力とコウリュウについて
神と同位として存在していた設定をしましたが、
その昔、狐神とコウリュウは仲睦ましくしていたという裏設定があります。
だから本当はコウリュウも狐神と同様、人間が好きだし、護りたいと思っていました。
だけど忌み嫌われ、避けられるようになり、人間嫌いになり、
果てには神様も嫌いになってしまいます。
災いを引き受けることはし続けたものの、その反動で破壊衝動にかられるようになり、
ある神主さまに封印されてしまいます。
以来、現世には召還されないでいたのですが、
先代が自身に宿してから現世にも表れることができるようになってきたという。
ちなみに最終回で堂島さんが鬼化していますが、鬼化しているとどうなるかというと、
まずコウリュウと同じく、一本の角が生えます。
そこから、皮膚が鱗のようにかたーいやつに変わっていきます。全身鬼化すると、完全にコウリュウに乗っ取られるので、全身鬼化はNG。
またコウリュウは神と同等なので、能力も同等。治癒能力も高めなのですが、
人間に戻るとドーピングが解かれたかのようになります。
だもんで堂島さんは激痛に叫んでいたんですね~。そりゃ痛い。。。
■唯一のモノ
先代は狐立さんに「透」という名前を与えていましたが、堂島さんは「足立」を与えました。
当初は「足立透」というフルネームを与える予定だったんですが、
先代が名前あげちゃったので…どうしようかと悩んで名字を与えてもらうことにしました。
でもすぐにはあげない堂島さん。
全てが終わって、番として生きていけるようにちゃんとなったら渡す、というのは
おかのもそのつもりだったんですが。
ちょっとサギリさん倒すために狐立さんを動かさなくてはならなくなり、
最終手段として堂島さんが与えてしまいます。
でもこれ、アツい展開じゃないですか?
某お方にはお話ししましたが、無印のぺよんあにの足立戦で、
Raech out to the truthが流れて
番長が逆襲するところあるじゃないですか!
あれをまさに想像してたらあそこで名前を渡すしかないと思ったんですよ!
そんなわけであのタイミングで渡すことにしたのですが、いかがでしたでしょうか。。。
■お守りとキクの花
お守りは鍵垢ついったでもちょっと言っていたのですが、
旅行先でいい感じの御守りを見かけまして。
それを今回登場させることにしました。
お守りは狐立さんの神力が込められていて。
これがあったから、堂島さんは最終的に現世に戻ることができたわけです。
先代が御守りをもらっていったのは、
もちろん対価として回収することもありましたが、
最後に狐立さんとの思い出を抱いて旅立ちたいと
願ったからだったりするのではないかなと。
あと最後のシーンのキクの花は、先代をイメージしています。
赤い花、ってのは花言葉で愛情を基本的に表現しているらしいです。
キクは結構良くないイメージを持たれる印象がありますが、
キク全般としては高貴な花言葉みたいなので、実は悪い意味を持っていません。
日本の象徴で使われていたりもするしね。
だもんで、赤いキクは愛情を表現していて、
「遠くから狐立さんと堂島さんを見守っているよ」
っていうメッセージを込めて書いています。
少しでも伝わっていたら嬉しいなぁ。
とまぁ、ざっと思い起こしただけでも随分書きましたが、
いったん裏設定とかの語りはここいらで切り上げておきますね。
あとまだ色々回収していない設定とか、まだまだ狐立さんを動かしたかったりもするので、
ゆるゆる続けていきたいと思います。
少なくとも番長の設定はどこかで回収しないとだし。。。
何より、絵師さま方に狐立さんと神主島さんを
まだまだいっぱい描いていただきたいからね!!